大学院

研究科の特徴

概要・特色・教員組織

中京大学は、1991年4月に本学8番目の学部として経営学部経営学科を開設し、さらに学部の完成年度を待って1995年4月に経営学部を母体とした経営学研究科修士課程を開設するとともに、1997年4月には同博士後期課程を開設しました。

経営学研究科博士前期課程(修士課程)においては、理論、実践、国際化を3つの柱としたカリキュラムおよび教員構成を基本としました。「企業経営」、「会計・ファイナンス」、「経営情報」、「国際経営」および「論文指導演習」科目群を設置し、経営学の主たる領域を網羅しています。経営的な課題を抽出し、解決策を提案するための専門知識や、経営学的な思考能力を身に着けることを目的としています。

1997年度4月に発足した博士後期課程においては、指導教員のもとに、博士前期課程(修士課程)を終えた大学院生が博士号の取得を目指してさらなる研究を進め、既に昨年度までに12人の学位取得者を輩出しています。なお、2000年度より博士後期課程の大学院の論文を中心とした「中京経営紀要」(年刊)を発刊しています。

学位取得について

修士課程

修士の学位を得るには原則として2年間で32単位(演習1年間4単位 計8単位含む)を修得する必要があります。修士課程においては、入学時より指導教員の研究指導を受け、研究を進めます。2年次の春学期及び秋学期には、研究科教員と院生の前で研究発表をする機会を設け、よりレベルの高い研究を進めることができるよう支援しています。

博士課程

博士課程においては、入学時より指導教員の研究指導のもと、計画的に研究が進められるよう3か月ごとに研究の進捗度合いを評価します。さらに、下記のような日程で有能な大学院学生が3か年で博士号を取得できるように研究指導を進めます。これらに加え、毎年秋に研究科教員と院生の前での研究発表をする機会を設け、よりレベルの高い研究を進めることができるよう支援しています。

第1年次10月 博士論文の最終テーマ確定
第2年次10月 博士論文の作成開始の可否決定
(キャンディデート)
第3年次10月 博士論文の原稿提出、予備審査
第3年次11月~2月 複数回の論文審査(口述)
第3年次 3月 博士論文の審査終了

大学院生の研究環境について

大学院生の研究環境についてみると、まずパーソナル・コンピュータについては、大学院生共同研究室およびコンピュータ室に数台用意し、大学院生が有効に利用できる体制にあります。さらに学内LAN が設置され、コンピュータを利用する研究体制が整備されています。