経営学部での学び

ストラテジック・シンキング
(1年次秋学期開講)受講者の声

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■この講義では、ビジネスパーソンとして必須のスキルであるロジカルシンキングを身につけ、それをベースに企業側の視点で戦略分析・策定をグループで主体的に考えます。

前半の具体的な講義内容として、考える前にまずは思い込みを払拭し、目的と前提を押さえる考え方である「ゼロベース思考」や、問題解決の際に複数の選択肢を考慮して、より正確な判断を行う「オプション思考」、物事の全体像を把握・整理するための「ロジックツリー」など、ロジカルシンキングの基礎について、身近な問題を題材にしてグループで学んでいきます。

 後半では、前半で学んだロジカルシンキングを活用して、実際の企業を対象に企業分析をグループで行います。PEST分析(政治・経済・社会・技術)や3C分析(市場・競合・自社)などの企業分析の基本を学ぶことができます。

 私はこの講義を通じて、「ビジネスパーソンとしての当たり前」を学べたように感じます。ロジカルシンキングの様々な思考は、社会人にとってビジネスをする上で欠かせない考え方なので、大学1年生という早い段階でビジネスの常識を学べることは、とても貴重だと感じます。

 特に、後半に行った企業分析の演習によって会社の見方を学べるため、就活で企業や業界を選択する際の助けになると感じました。グループによる活動の時間が講義の多くを占めるので、役割分担や目標を達成するためのコミュニケーション能力を実践的に学ぶことにもなります。

 これから社会人になっていく大学生にとって非常に有意義な知識と経験を得ることができるため、この講義の受講をおすすめします。

(柴山 開翔)

■ストラテジック・シンキングの授業内容は、企業分析に必要な論理的思考や戦略的分析のフレームワークを身につけた後、実際に企業を分析して、必要な戦略を考えるというものです。毎回の授業で課題の提出がありますが、授業内に終わらせることができます。

 授業はグループワークが多く取り入れられており、グループで協力して課題を完成させていきます。グループワークを通して、自分にはなかった視点、新しい考え方を身につけることができます。

 中間課題も何回か提出します。課題は自分の考えを組み合わせて企業戦略を考えるなど、自分の思考力を伸ばすものです。

 今回、この授業を受講し、筋道立てて物事を考えることの大切さを改めて学びました。私は今まで自分の考えに対して、はっきりとした根拠がないことがありました。授業を通して身につけたいくつかの考え方の中で、特に「PREP法」は、主観的な根拠と客観的な事実によって自分の考えを相手にわかりやすく伝えることができるため、日常生活でも大いに生かすことができます。

 この授業は新しい考え方を身につけ、自分の思考力を伸ばすだけではなく、社会人として望まれるスキルも身につけることができます。とても良い授業なので迷っているのであれば、受講することをお勧めします。

(黒川結加)

■この授業では、前半はまず『ロジカルシンキング』とは何かを理解します。0から1を生み出すための論理的な思考方法や、複数の選択肢から最適な意思決定をするための方法などを、グループで協力し合いながら図やワークシートを使って演習を繰り返し行います。 とにかくアウトプットする作業が多いので、頭を使う場面が多く、また自分では出てこないような意見が他のメンバーから出てくることで新たな発見をすることもできます。

 後半は、これらの考え方を使って、戦略論、戦略思考を学び、身近な企業の分析を行います。PEST分析、SWOT分析、3C分析など聞き馴染みのない言葉がたくさん出てきますが、企業やその業界の現状、社会の流行などを1つひとつ見ていくと全体像が見えてくる分析法なので、決して難しくはありません。

 スターバックスの企業分析をした際には、内装やワークスペースといった店内環境が整えられていることや、世界中で親しまれている信頼性・ブランド力から安心感が得られると分かりました。その結果、製品以外に多くの付加価値を得ることができるため、競合他社が多い中、高価格帯であるにも関わらず高いシェアを得ているという考察になりました。

 講義で学習したことをすぐにグループワークを通して実践することができるのは、この授業の強みであると思います。企業を分析することや、そのためにグループで意見を出し合ったり、まとめたりする作業はとても面白く、今までにない経験をすることができました。

(大井聡太)